漆器は英語で『 japan 』と呼ばれています。
それは漆工芸の技法のひとつである蒔絵(まきえ)が日本で生まれた世界に誇る芸術であり、
近世初期にはマリーアントワネットをはじめとするヨーロッパの王侯貴族をも魅了してきたという由縁からきています。
一方、中国から数多く輸出されていた磁器は、『 chaina 』と呼ばれるようになったそうです。
漆(うるし)の歴史は非常に古く、日本では縄文前期(5500年前)までさかのぼります。
古代の人々は自然の樹液からさまざまな美しい工芸品を創り出してきたのです。
また、京都の金閣寺などでは金箔や色彩の華やかさもさることながら、漆が下地としても使用されています。
その他遠い昔から現代まで漆は、多くの建造物の耐久性強化に貢献してきました。
捲るめく歴史の中、いつの時代も高価で貴重なものとして扱われてきた漆ですが、
長い時を経て受け継がれてきたものには、やはりそれなりの価値と理由があるものです。
『 meet The うるし 』サイトでは、漆製品の良さを多くの方々に知っていただきたいと願っています。
そして、漆が放つ品格を気軽に日常に取り入れられるような、楽しい情報をご紹介していきたいと思っています。

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